サイトのリニューアルを考えておられるからこそ、このページをご覧になっているのだと思います。
まず初対面のあなたに質問させてください。
「あなたはどうしてサイトのリニューアルをしたいのでしょうか」
そして
「あなたはどうしてコンセプトという言葉に反応したのでしょうか」
これは僕の勝手な思いつきですが、あなたはサイトから問い合わせを増やし、これまでよりも売上が増えるような状態へリニューアルするためのコンセプトを見つけたいのではありませんか。
もし、あなたの想いが僕の勝手は思いつきと一致しているのなら、これからお話する内容は役立つはずです。
しかし、あなたの想いと僕の思いつきが違っているのなら、コンセプトなんて気にせずに、サイトのリニューアルを進められるのが良いと思います。
それでは、あなたの想いと僕の思いつきが一致した方だけ、ここから先を読み進めてください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
目次
1: コンセプトってわかります?
(1)サイトのリニューアルでコンセプトが必要な理由
(2)コンセプトとは?
2: コンセプトには3Mが必要なんです
(1)Market
(2)Message
(3)Media
3: サイトリニューアルのコンセプトは課題発見から
4: まとめ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**********************************************************************************
1: コンセプトってわかります?
**********************************************************************************
はじめに「コンセプト」について話したいのですが、その前に「どうしてコンセプトが大切なのか」を聞いてもらいたいのです。
----------------------------------------------------------------------------------
(1)サイトのリニューアルでコンセプトが必要な理由
----------------------------------------------------------------------------------
簡単に申し上げますと、次のような理由です。
「サイトリニューアルに関わる人が迷わないためにゴールを用意する」
サイトリニューアルを行うとき、関わる人があなた一人で、たった3日だけで完成できるのならコンセプトは必要ない可能性もあります。
しかし、こういったことはほとんど無理です。
必ずと言っても良いくらい複数人が関わることになります。
ノースメディアの場合でも、2〜3人は最低でも関わります。
このように複数人が関わる場合、ゴールであるコンセプトを決めておかないと、それぞれの「OK」で作業が進んでしまい統一感のないサイトが完成してしまうこともあります。
----------------------------------------------------------------------------------
(2)コンセプトとは?
----------------------------------------------------------------------------------
では、コンセプトに話を戻します。
「コンセプト」とは何でしょう。わかったような、わからないような言葉です。
敢えて言葉で定義するなら、次のようなことでしょう。
「誰に何を伝えたいのか」を言語化したもの。
もしあなたがノースメディアのサイトを既にあちこちご覧になられているのなら、同じような話が登場していたことでしょう。
サイトのリニューアルでも、新規サイトの制作でも、コンテンツマーケティングでも、セールスでも「コンセプト」が大事なのです。
**********************************************************************************
2: コンセプトには3Mが必要なんです
**********************************************************************************
コンセプトとは「誰に何を伝えたいのか」です。
これは、ノースメディアのコンテンツで何度も言っていますが「3M」と一致します。
では、3Mとは何かというと、次の3つの「M」を言っています。
●Market:市場=誰に
●Message:メッセージ=何を
●Media:メディア=媒体=伝え方=伝えたいのか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------------------------
(1)Market
----------------------------------------------------------------------------------
どのようなビジネスも市場を理解し、市場に合わせた商品やサービスを提供しない限り売れることはありません。
一昔前のように「良いものを作った」「多機能にした」「高品質で高価な商品です」だけでは、誰も見向きもしてくれません。
そんな企業の自慢話よりも、市場は「自分の悩みを解決してくれる」ことに興味を持っています。
誰もが同じですが、一番注目されたいのは自分です。一番大切にされたいのも自分です。一番理想の未来を手に入れたいのも自分です。
そして、自分の話を聞いてもらいたいですし、自分に「いいね」してもらいたいですし、自分が快適に過ごしたいのです。
「市場=消費者=誰」ですが、これらの人々が常に関心を持ち、いつも頭の片隅で考え続けていることは「もっと自分が幸せになれること」なのです。
----------------------------------------------------------------------------------
(2)Message
----------------------------------------------------------------------------------
「お得です」「10%OFFです」これはメッセージです。
また、「年収800万円以上の方に有利な投資があります」これもメッセージです。
どちらもメッセージですが、市場に合わせたメッセージでないと、誰も興味を持ちません。
例えば「年収800万円以上の方に有利な投資があります」というメッセージを、年収400万円の方が集う市場へ届けても、誰も興味を持たないでしょう。
スルーしてくれれば幸いですが、場合によってはネガティブな印象を受けてしまいツイッターで「バカにしているのか!」と大炎上するかもしれません。
メッセージとは市場に合ったものでなければいけません。
----------------------------------------------------------------------------------
(3)Media
----------------------------------------------------------------------------------
最後の「M」はメディアです。
メディアとはメッセージを届ける媒体を指しています。
今なら、次のようなメディアがありますね。
●メール
●ホームページ
●ブログ
●LINE
●Google広告
●Yahoo!広告
●アフィリイト広告
●新聞広告
●雑誌の広告
●折り込みチラシ
● フリーペーパー
●FAXDM
●はがきのDM
●テレアポ
●テレビ広告
●ラジオ広告
全部、市場へメッセージを届ける媒体(メディア)です。
ここで気づいていただきたいのですが、メディアは市場が使っているものでないと意味をなさないということです。
例えば、20代一人暮らしの女子学生さんへメッセージを届ける場合、新聞広告をメディアとして選ぶなら、どんなに心に響くメッセージであっても「届かない」のです。
でも、ここでメディアを「Instagram」にすればどうでしょう。
届く可能性がグンとアップします。
このようにコンセプトを決めるときに大切な「3M」は、3つの「M」がそれぞれの役割を果たさないと、良い結果は生まれないということを覚えておいてください。
**********************************************************************************
3: サイトリニューアルのコンセプトは課題発見から
**********************************************************************************
さて、最後にコンセプトの根幹となる「3M」を見つけるためにどうすれば良いのかをお話します。
サイトのリニューアルにおいて何が一番気になるのか。また、リニューアルすることでどうなりたいのかを考えてみてください。
必然的に見てくるのは、「今のサイトの課題」です。
今のサイトで「こうなっていてほしい」けれど「なっていない」ことを洗い出しましょう、
●検索しても上位表示されないので流入が増えない
●流入が少ないので問い合わせが増えない
●問い合わせはあるけれど成約しない
これ以外にも、あなたのサイトだけに起こっている独特な課題があるはずです。
課題が見つけられると、 次は
●誰が
●どんな不満を持ち
●どうなりたいと感じているのか
を見つけましょう。
ここが見つかると「3M」がわかります。
そして、ここで僕はとんでもないことをお伝えします。
もし「3M」の中の「メディア」ですが、インターネットを使ったものではなく、アナログ媒体の方が「市場へ届く」のなら、サイトのリニューアルはやめておきましょう。
リニューアルの費用を、新聞広告やチラシ、雑誌広告へ投入するのがビジネスとして正解だと思います。
**********************************************************************************
4: まとめ
**********************************************************************************
サイトのリニューアルにはコンセプトが大事です。
それは、必要な人へ、必要なメッセージが、正しく届くかどうかを決める要素だからです。
そして、リニューアルに関わる人を迷わせず、1つのゴールへ向けて進めるためでもあります。
コンセプトなくしてリニューアルを進めてはいけません。
良いものができない原因にもなりますし、お伝えしたように「本当は必要なかったのに」無駄な費用を使ってしまうことにもなります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【関連記事】
『ホームページリニューアルで成功する会社とそうでない会社の違いとは』
『成功!ホームページリニューアルの進め方』
『ホームページリニューアルで集客効果を出す3つのポイント 』
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////