ホームページを制作することは「あたりまえ」になった現在。大きな視点で見るとホームページそのものに大きな違いはありません。
最近では無料のホームページでも「イケてる」デザインになっていますし、表示速度も「激遅」なこともありません。
また、これは大手企業にありがちですが、お金をふんだんに投資して制作されたホームページが、必ずしも使いやすいというわけではなく、デザインや仕組みに凝りすぎたため、利用者からすると「どこに自分の知りたいことがあるのかわかんない」という状態になっているところも見かけます。
このようにホームページ制作は誰でも簡単に作れる(持てる)ようになったため「ある」だけでは差別化することができません。
では、せっかくお金を使って制作したホームページを、競合から差別化され一人でも多くの見込み客に喜んでもらうためには、どのようなことが必要になるのでしょうか。
今回は、この大切なポイントでもある「運用」にフォーカスしてお伝えしていきたいと思います。
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目次
1: ホームページ制作の費用と運用の費用
(1)制作費用
(2)運用費用
2: ホームページ制作したら運用は必要なの?
2.1: ホームページの運用が必要な理由
2.2: ホームページ制作から運用へスムーズに移行するポイント
2.3: ホームページを運用するためのコツ
3: ホームページで具体的に運用することとは
(1)コンテンツの更新
(2)問い合わせの対応
(3)契約状況
(4)トラブル対応
(5)集客活動や設計
4: まとめ
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1: ホームページ制作の費用と運用の費用
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ホームページに関する話に切っても切れないのが「費用」です。
というのも、まだまだホームページを集客装置としてとらえていらっしゃらない方が多いため、仕事をしない人材を雇い毎月月給として30万円、40万円払っていても、ホームページにはお金を使いたくないという方がおられるからです。
ホームページには費用が必要です。そして費用には大きく分けて2つの費用があります。
●(1)制作費用
●(2)運用費用
です。
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(1)制作費用
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こちらはすでにホームページをお持ちであればお支払いされているはずですのでご存じでしょう。もし、これからホームページを制作しようと考えておられるのなら、ホームページを自分で作らないで誰かに依頼するのならお金が必要であることを覚えておいてください。
これは単純な話ですね。自分の代わりに誰かがあなたの仕事をしてくれるのなら、対価を支払う必要があるということです。この理屈、誰もがわかっているはずなのですが、ホームページに関して言いますと感覚が違っている方もいらっしゃいます。
というのも、ホームページはデジタル商品ですので、一般的な
●時計
●車
●事務用品
●オーダースーツ
などのように「手に触れられる物体」がありません。そのため「ホームページにはお金は必要ない」、そんな風に思っている人もおられます。
でも、これは無理な相談です。どうしても「たかがホームページにお金なんて1円でも払いたくない」という場合は、ご自身で作るしかありません。
こういう方ではなく、対価は必要であることをご理解いただいている方は、次のような制作の選択肢を知っておいていただきたいと思います。
●制作会社へ依頼する
●フリーランスへ依頼する
●友人や知人へ依頼する
どの方法でも「ホームページ」と呼ばれるものは手に入ります。しかし、それぞれに特性があり、あなたがホームページに求めている成果によって選ぶ相手を変えることが大切です。
例えば、ホームページから集客したいのなら、ただホームページを制作できるだけではNGです。集客のための流れや心に響く言葉などを理解し、過不足なくホームページにちりばめてくれる制作者でなくてはいけません。
このように「特別な」機能を持つホームページが必要な場合は、「制作会社」の中でも「マーケティング」を得意とするところへ依頼することが必要です。
一般的な制作費用の目安としては、60万円以上というケースになります。
集客機能は必要ないので、とにかくキレイなものがほしい場合であれば、制作会社の中で「デザイン」を得意とするところや、フリーランスでデザインを得意とする人に依頼するのが良いでしょう。
ざっくりとした目安としては、1ページ20,000〜30,000円くらいが相場です。
中には「激安」をウリにしている制作会社もありますので、そういったところなら、全部で50,000〜100,000円くらいで完成することもあります。
これらの目安費用すら払いたくない。でも自分では作りたくない。そんな場合は、友人や知人でホームページ制作を「勉強」している人へ依頼しましょう。勉強しながら稼げるのですから、相手の方にもメリットがあります。20,000円〜30,000円くらいで制作してくれる人もいますから、探してみる価値はあります。
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(2)運用費用
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ホームページに必要な費用の2つ目は「運用費用」です。
ホームページを作った後、どのような作業をするのかで費用が変わってきます。
特別なにもしない場合でも、ホームページ制作業者によっては月額10,000〜20,000円が必要になるケースが多いです。
この費用がベースとなり、ホームページへのアクセス解析や検索キーワードの選定などをお願いすると運用費用は上昇していきます。
また、ホームページへコンテンツ(記事)を投稿する作業も、自分たちではなく業者へ依頼すると、作業代行料として費用が必要になります。
こういったそれぞれの作業費用は、ホームページ制作会社やフリーランスの方によってまちまちです。
基本費用や相場というものがありませんので、制作された人に依頼を考えるのなら書面で料金表を提出してもらうことが大切です。
さらに、ホームページへのアクセスを増やすために広告をスタートすると、広告運用費も必要になります。
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2: ホームページ制作したら運用は必要なの?
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ホームページを「制作」するために費用が必要なのは理解できても、制作した後の運用に費用が必要という理屈が理解できない。そんな方もいらっしゃいます。
でも、これはしっかりとご理解いただきたいのですが、ホームページは制作しただけでは何の変化も起こりません。
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2.1: ホームページの運用が必要な理由
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ホームページは制作したところからがスタートです。
制作して喜んで放置していても、何も変化は起こりません。希に変化が訪れるところもありますが、これはタイミングが良かっただけです。
これまでの経験から見ていくとホームページを制作した後、どれだけこまめに運用を継続していけるかで、集客活動の結果にも影響が出てきます。
考えてみると当然なのですが、もしリアルに店舗を出した場合、開店から3ヶ月、6ヶ月経過する中で、店舗の運用を放ったままにするでしょうか。
陳列する棚は開店当初のまま。表の看板も同じ。季節に対応したPOPもなく、掃除もメンテもしない店舗、こんなところがあるでしょうか。
ありませんよね?でも、ホームページはこうやって放置されてしまうんです。
放置されたホームページ=放置された店舗
同じですから、放置されたままの状態でお客さんが興味を持って足を踏み入れてくれることがあると思えるでしょうか。
ありませんよね。このように考えていただくと、ホームページには費用を払ってでも運用を行うことが大切ということがご理解いただけると思います。
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2.2: ホームページ制作から運用へスムーズに移行するポイント
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どうすれば運用をスムーズに行うことができるのかというと、答えは簡単です。
制作途中や制作が完了したときから、自分が関わっていくことで解決できます。
デジタル作業は苦手とか、ホームページは難しそうとか、自分でコンテンツを投稿するのは無理とか、様々な理由を出すことはできますが、どれもトライ&エラーで繰り返し体験していくことでしか「できる」ようにはなりません。
もしこういったトライ&エラーを上手に丁寧にサポートしてくれない制作会社やフリーランスを選んだのなら、それは最初から相手を間違ったということでもあります。
早々にあきらめて、運用だけ手伝ってくれる制作会社やコンサルタント、アドバイザーへ依頼するのが「無駄な時間と労力」を使わずに済むため適切です。
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2.3: ホームページを運用するためのコツ
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運用するためには、高度はデジタルスキルが必要だと考えている人もいるはずです。
でも、そんなことは必要ありません。
高度なデジタルスキルは、外部の制作会社やコンサルタントへ費用を払ってお願いすればいいのです。
あなたは、あなたにしかできない運用を意識し継続することが重要です。
では、どういったコツを知り運用すれば良いのかというと、次のコツを覚えておいていただきたいと思うんです。
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(1)技術ではなくアイデア
デジタルスキルは専門の人に任せておいて、あなたにしかできないことを運用しましょう。その中には他の人ではできない「ビジネスのアイデア」を出すことがあります。
デジタルでできるかどうかを考えるのではなく、相手が喜ぶかどうかを意識したアイデアを出してもらいたいのです。アイデアが出ると、後はデジタルスキルの専門家と相談し、どのようにすれば実現できるのかを話し合えば良いだけです。
アイデアは0から1を作ります。スキルは1を100に拡大します。あなたにしかできないことは「アイデア」をひねり出すことです。
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(2)見込み客を意識する
これはどのような運用を行うときにも、常に意識し続ける必要があります。
あなたのホームページは、あなた自身が見て楽しむものではありません。ホームページへ訪問した人が
●良かった
●役立った
●解決した
という感情を持ってもらうためのものです。
こういった感情は、相手の視点に立って物事を理解しないとできません。
デザインや文章、ボタンの色など、お問い合わせフォームの項目。すべてにおいて
「自分が訪問者なら、これで次へ進もうと感じるか」
を問うことを運用では忘れないでいただきたいのです。
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3: ホームページで具体的に運用することとは
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それでは具体的に運用することを見ておきましょう。
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(1)コンテンツの更新
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ホームページを成長させるために不可欠なのがコンテンツを継続して公開することです。
そのためには、作ったコンテンツを更新する作業を行わないといけません。
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(2)問い合わせの対応
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問い合わせいただいた場合、スムーズに対応するのも運用です。
せっかくホームページから問い合わせをいただいても、ここがスムーズでないと相手が持つ印象は急速に低下します。
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(3)契約状況
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ドメインやレンタルサーバーの契約状況。
クレジットカード決済をしているのなら、代行会社との契約状況。
外部に運用を依頼しているのなら、いつまでなのか。
こういったことも運用の仕事です。
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(4)トラブル対応
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機械のトラブルもあれば、人的なトラブル(クレーム)もあります。こういったことの対応も運用に入ります。
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(5)集客活動や設計
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ホームページをより成長させ、より多くの見込み客を流入させるための施策を考え行動するのも運用の仕事です。
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4: まとめ
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ホームページをすでにお持ちの方。これから制作しようと考えている方。どちらもご理解いただきたいのですが、運用で手を抜くと当初考えていたような成果を期待するのは難しくなります。
ホームページは作って終わりではなく、小さな木の苗を育てるのと同じように、毎日手をかけ成長を促す活動を継続しなくてはなりません。
もし、あなたの会社のホームページが運用できていないのなら。作ったままで放置されているのなら。今日から運用をスタートさせていただきたいと思います。
そうは言っても「どこから手をつければいいのかわからない」という方は、遠慮なく 【ノースメディアまで相談】ください。
あなたの会社のホームページを活性化させる最適な運用計画をアドバイスさせていただきます。
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