数十万円から数百万円とホームページの費用はさまざま。多くの経営者はホームページを使って集客したいと考え、こうした費用を投入しているはず。
そして、ホームページを開設すると、、、思っていたように集客ができないと嘆き始める方がいらっしゃいます。でも、ホームページを開設すると、いきなり相談や問い合わせや申し込みが発生するところもあります。
この違い、何が原因だと思いますか?理由は一つではありませんが、必ずと言ってもいいくらい理由に含まれているのが「ホームページが更新されていない」ということ。
でも、現実には何を更新すれば集客効果を期待できるのか、わからないとおっしゃる人が多いはず。そこで今回は、長くホームページからの集客だけで仕事をしているノースメディアが、何を更新すると集客効果が期待できるのかについてお伝えしていきます。
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目次
1: なぜホームページは更新しないといけないのか
(1)安心感
(2)信頼感
(3)ユーザー育成
(4)検索結果上位表示(SEO対策)
(5)新規獲得
(6)情報資産の蓄積
2: 更新するために必要なこととは?
(1)CMSの導入
(2)代行という方法
(3)チーム体制
(4)業務にする
(5)アンテナを立てつづける
3: 何を更新すると良いのか
(1)お知らせ
(2)お役立ち情報
(3)お客様の声
(4)実績
(5)Q&A
(6)ブログ
(7)季節に関する情報
4: まとめ
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1: なぜホームページは更新しないといけないのか
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はじめに、なぜホームページは開設しただけではなく、更新しないといけないのか。
その理由をお伝えします。
この「理由」は大変重要です。何が重要なのかというと集客に深く関係してくることだからです。
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(1)安心感
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どこかのホームページを見たとき、最終更新日が「2007年6月30日」だったら、あなたはどんな印象を受けるでしょうか?
●作ったときのまま?
●やる気あるの?
●放っておくなら、なぜ作った?
様々な印象が人によって湧き出てくると思いますが、総じて言えるのは「ここは安心できないかも?」というマイナスの雰囲気を感じることではないでしょうか?
そもそも、更新が止まっているということは、既にその事業が存在していない可能性があります。また、ホームページという接客部分に力を入れていないのですから、熱心に対応してくれそうに感じられないですね。
集客という視点で考えると「安心感」は、最初に出てくる懸念点。ここが突破できない間は、相談や問い合わせなんて発生しません。
こうした原因をわざわざ自分で作らないためにも、ホームページの更新は必要なのです。
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(2)信頼感
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安心感に似ているのが「信頼感」です。
ホームページを更新していないと、新鮮な情報がありません。同業種・同業界の中で見ても完成されたホームページを既にお持ちなら、これはこれで問題になりませんが、そういうホームページはほとんどありません。
一般的に集客を期待しているホームページの多くは「未完成」な状態。未完成でありながら新鮮な情報が存在しないというのは、購入や商談を考えている相手目線で考えると信頼感が下がってしまいます。
もし、あなたが店舗へ足を運んだとき、新しい商品が何もない、入荷予定のお知らせもないお店だったら、そこであれこれ選んで購入しようと検討するでしょうか? 予約をしようと思うでしょうか?
おそらく、一歩足を踏み入れて、こんな雰囲気を感じたならクルッと回ってお店を出て行くはず。
ホームページも同じことなんです。そのため、もしGoogleアナリティクスで訪問ユーザーの情報を計測しているのなら、訪問数は増えていても(一定であっても)滞在時間が極端に短いか、見られているページ数(PV数)が全く増えていないはず。
少しでも多く、長く見てもらうことが信頼の獲得に繋がるのは、ホームページでもリアルな対人関係でも同じこと。
このような理由からも、ホームページは更新しなくてはいけません。
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(3)ユーザー育成
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既存のお客様、これからお客様になりそうな方を教育・育成するためにも、ホームページの更新は必要です。
何らかの理由(価値観が近いとかデザインが好みとか)で、何度もあなたのホームページへ訪問してくれる方が全体の1%でもいらっしゃるなら、リピート訪問してくださる方を育成し、最終的には相談や問い合わせへ進んでもらうための下地教育をする必要があります。
というのも、同じホームページへ何度も訪問することって、そう簡単に発生することではありません。だって、今やホームページは星の数ほどあると言われている状態です。そんなにたくさんあるのに、わざわざ何度も同じホームページへ訪問してくれるなんて奇跡とも言える状態。
こうした方へは育成という視点で惜しみなく、成長してもらうための情報を提供しましょう。
地道な活動が長くお付き合いできてファンになってもらえるお客様を育てます。
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(4)検索結果上位表示(SEO対策)
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ホームページを小まめに更新すると、Googleが評価をしてくれます。
そしてGoogleが評価し、Google独自の視点で「これは良い」と判断されれば、検索結果の上位へ表示されることになります。いわゆる「SEO対策が成功した」状態です。
これは、ウェブでの集客導線として使える「自然検索」からの流入を増やす理由になります。
経験から申し上げるなら、最近ホームページを開設された企業様や事業主様の中で集客に関する期待を満足されるなら、この理由がホームページを更新する理由として最も強いと思います。
このように申し上げると、SEO対策で成功するためには「小まめ」な更新が必要なので、
●毎日更新すればいい
●週に2回は更新すればいい
●月に4回は更新すればいい
このように考えられて「これは自分では無理」と思われるケースもあります。確かにこのように更新できれば良いのですが、実際は大変難しいと思います。
そこで、この後にお話しますが「代行」「チーム」という考え方が必要になります。
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(5)新規獲得
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ホームページを更新すると、SEO対策に成功しやすくなります。すると、「これから客」だった人が何かの拍子に検索すると、あなたのホームページが検索結果の上位に表示され、選んでもらえる可能性が高くなります。
完全な新規顧客獲得の導線を手に入れることができるのです。
実際にセールスをされた経験のある人ですと分かってもらえると思いますが、一人の見込み客を獲得するだけでも大変な労力が必要です。でもホームページなら、更新だけして放っておけばOK。
中小企業様や個人事業主様、フリーランスの方は、こうした理由がありますので、ホームページの更新はやっておいて損は無いと考えてください。
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(6)情報資産の蓄積
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この理由は少し上級者向けです。
でも、この理由は3年、5年とホームページの更新を継続すればするほど、ライバルとの差を引き離せます。
情報資産を蓄積することはSEO対策にも有効です。また、蓄積された情報は「安心感」「信頼感」にも繋がります。
要するに「集客」に必要なパーツが揃っていきますので、競合から一歩抜け出すことができます。
いくらライバルががんばっても、あなたが3年、5年を費やして蓄積した情報を、ある日を境に全てパクることはできません。
もし、全ての情報資産をパクる力(この場合は外部へ依頼してパクってもらう作業をする資金です)を持っている競合なら、すでに自分たちで情報資産を作っているはずです。
情報資産の蓄積は、継続できたところだけが持ち得る集客パーツです。他社が簡単にマネできないからこそ、自分たちが一人勝ちできます。
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2: 更新するために必要なこととは?
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ホームページを更新するためには、次のポイントを準備しましょう。
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(1)CMSの導入
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ホームページを更新するためには、できるだけ自分たちで更新できる仕組みになっているのが理想です。
更新するたび、ホームページ制作会社へ依頼して、数週間経ってから更新されているようではいけません。
このような状況を作らないためには「CMS」と呼ばれる仕組みを持ったホームページを手に入れることが大切です。
例えば「WebBoard(ウェブボード)」を基本として作ったホームページなら、最初からCMSと呼ばれる仕組みなっているので、あなたが自分で更新できます。
ノースメディアが制作するホームページは「WebBoard(ウェブボード)」を基本にしていますから、ホームページ公開後は、お客様が自分で更新作業をされています。
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(2)代行という方法
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自分たちで更新できる仕組みがあっても、実際に作業をする人材がいない。IT関係、デジタル関係に苦手意識が強いので、自分たちで更新作業をするのは躊躇してしまう。
このような方も当然いらっしゃいます。
この場合、「躊躇する」ことを理由に「更新しない」というのはいけません。それは単にホームページを更新しないための言い訳に過ぎません。
自分たちで更新作業が難しいのなら「代行」を使いましょう。ホームページ制作会社へ代行サービスが可能かどうか確認しましょう。
最近なら副業で更新作業の代行をやってくれる人もいます。
どちらも「代行」なので費用が必要ですが、費用さえ払えば自分の苦手なことを克服できるのです。
自分の苦手を克服するのは、自分でがんばって覚えるだけではありません。すでに「できている人」へ依頼するのも克服方法の一つです。
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(3)チーム体制
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自社で更新作業をする場合ですが、気をつけてほしいのが「チーム体制」の構築です。
というのも、ホームページの更新作業は社員の誰か一人だけでできることではありません。誰か一人だけが更新作業をするようになると、次のような弊害が生まれます。
●退職されると誰も更新できない(企業あるあるです)
●その人の仕事が忙しくなると更新が停滞する(決算前などに発生します)
●兼務する期間が長くなると不満が増える(だんだんと更新頻度が減ります)
●他の人がホームページへ関心を持たなくなる(経営者も含まれます)
●更新するネタに限界がくる(同じネタかお遊びネタが増えます)
こうした問題があります。最初から問題点がわかっているのなら、最初から回避する方法を使いましょう。
そして、その方法が「チーム体制」の構築です。
例えば、
●社長(HP更新チームリーダー)
●更新作業担当者
●企画、構成担当者
●情報作成担当者
最低でも、このようなチームを作りましょう。
誰か一人が担当するのは良くありません。チームで運営しなくては長続きしません。
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(4)業務にする
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会社として、ホームページの更新は「業務」としてください。
●出来る人がやっている
●好きな人がやっている
●業務のスキマ時間にやっている
こういうの「全部NG」です!
絶対に(と言い切ります)継続して更新できません。絶対に頓挫します。誰も更新しなくなります。
だって、自分の業務が終わっているのに「業務ではない」更新作業をやりたいでしょうか?経営者は「やってほしい」と考えますが、労働者は「やりたくない」と考えます。
このギャップを埋めるためには、「業務」として更新作業が給与へ含まれるようにすることが大切です。
ホームページの更新は「情報資産の蓄積」です。資産を作っているのですから「業務」です。趣味ではありません。ここを間違えないでください。間違えると、どんなにがんばっても半年で頓挫します。
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(5)アンテナを立てつづける
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ホームページ更新チームのメンバーは、普段からアンテナを立ててネタを集める習慣を作りましょう。
●業界のこと
●消費者のこと
●取引先担当者のこと
どういった最新情報があり、消費する側(購入する側)は、どんな悩みを持っていて解決したいと考えているのか。こうしたネタになることにアンテナを立てて情報収集するクセ付けが必要です。
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3: 何を更新すると良いのか
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ホームページを更新する場合、何を更新すると良いのか。具体的に見ていきます。
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(1)お知らせ
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まず、どんな企業でも、個人事業主でもフリーランスでもできるのが「お知らせ」です。
●年末年始の営業時間
●夏期休暇のお知らせ
●ゴールデンウィークやシルバーウィークの休業日
また、専門的な業種なら、業界の最新情報をお知らせできます。士業さんや建築関係の方なら、補助金や助成金のお知らせもできますね。
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(2)お役立ち情報
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ノースメディアが力を入れてほしいと考えているのが「お役立ち情報」です。これをコンテンツと言います。
ターゲットのレベルに合わせて、あなたが提供している商品やサービスについて情報発信してください。
●どんなメリットがあるのか
●どんなデメリットがあるのか
●手に入れることで開ける明るい未来像
●使い方
こうした情報を提供しましょう。
具体的には、ノースメディアのホームページをご覧ください。様々なコンテンツを用意しています。
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(3)お客様の声
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お客様の声をもらったら、ホームページで見てもらいましょう。
特に、
●外壁塗装業
●屋根塗装や防水工事業
●住宅建築販売
●リフォーム業
こうした業界の場合、ホームページを見ている人は「ほんとうに信用できるのか」と怪しんでいます。怪しんでおられる心を緩めるためには「お客様の声」が効果的です。
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(4)実績
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お客様の声に続いて効果的なのが、実績です。
●外壁塗装業
●屋根塗装や防水工事業
●住宅建築販売
●リフォーム業
こうした業界ですと、どんな出来映えになるのか興味がありますし、出来映えが自分たちの価値観や好みに近いかどうかを見込み客は知りたいと思っています。
ぜひ実績を更新しましょう。毎回同じような内容になるとは思いますが、同じような実績が増えると言うことは、良い仕事をしているから同じような依頼がやってきている証拠でもあります。
自信をもって更新しましょう。
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(5)Q&A
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お客様から質問されたことはメモしましょう。
そして、ホームページで更新していきます。「よくある質問」は、どんどんと更新しましょう。
些細な質問でもOKです。お客様は気になったから、あなたへ聞いています。そして一人が質問したということは、他にも同じ質問をしたい人がいると考えて問題ありません。
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(6)ブログ
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自分たちの作業風景などを公開するのも方法です。
新製品を作っているなら、途中経過を報告するのも良いです。
ブログでやってはいけないのは、自分たちの業種や業界に関係していないことの更新です。
例えばリフォーム業の方が「○○ランドへ家族と行ってきました!」というのが、商談の話しのきっかけになるのならOKですが、単に趣味の報告ならNGです。
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(7)季節に関する情報
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何も更新するネタがない場合、季節に関する情報を更新しましょう。
最低でも月に一度は更新できます。
あなたが提供している商品やサービスは、季節に影響を受ける部分があるはずです。これは小売りでも卸でも、製造業でもコンサルのような仕事でも同じです。
季節に影響を受けない仕事はありません。
リフォーム業なら、夏の涼しい過ごし方として、サンシェードの張り方を更新しても良いですね。ペットボトルを製造している会社さんなら、季節に合わせた空きペットボトルの使い方を更新してもおもしろいと思います。
夏なら水筒の代わりに
夏ならペットボトルを上限半分ずるにカットし、口の部分を使ってメダカの赤ちゃんの育成ポットに
春や秋なら半分に切った下の方を使ってハーブなどの家庭菜園に 冬ならお湯を入れて湯たんぽの代わりに
考えればアイデアは出てきます。
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4: まとめ
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ホームページで何を更新すればいいのか。迷ったときは、このコンテンツをもう一度読んでみてください。
あなたのまわりには、たくさんのネタがあります。ネタが見つからないのは視点が固定されているからです。
少し視点をズラしてください。そして、消費する側の視点で見てください。そうするとネタは無限に出てきます。
また、お知らせ、お客様の声、実績は更新しやすいネタです。お役立ち情報が作れない場合でも、これら3つは継続して更新できます。
ホームページは更新を続けると強くなります。ノースメディアのホームページも更新を続けることで強くなり、集客できるサイトへと成長しています。
あなたのホームページもノースメディアのホームページと同じように更新を続けると成長します。がんばって継続していきましょう。続けると勝手にライバルが脱落していきます。
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