ホームページ制作というだけなら、誰にでもできると思います。
今はUdemyとかテックアカデミーとかを利用すれば、家に居ながらホームページの作り方を学ぶことができます。
また、アマゾンで販売されている「ホームページの作り方」の電子書籍を購入して、一歩ずつ進めるとホームページを作ることができます。
このように15年前、20年前とは違い、「一部の専門家しかホームページを制作することができない」、そんな時代ではありません。
ちょっと詳しいお子さんなら、小学生や中学生で作れる方もいらっしゃると思います。
でも、ホームページを制作するだけではなく「お客を集める」という目的があるなら、これは誰もができることではなくなります。
その理由をお話しつつ、運良くこのページをご覧になったあなたへ、コツをお伝えしていきたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
目次
1: ホームページ制作のコツの前に知っておこう
1.1: ホームページの種類
1.2: ホームページを持っているなら現状把握
1.3: ホームページは相手の知りたいことが大事
2: ホームページ制作のコツはここからスタート
2.1: 今のウェブの流れ
2.2: 視覚の知識
2.3: シンプルなデザイン
2.4: 読みやすいテキスト
2.5: テイストの統一
3: ホームページ制作のコツ実践編
3.1: ターゲットを明確にしよう
3.2: どんなページが必要か考えよう
3.3: スマートフォン対応も必要
3.4: 検索されるキーワードを見つけよう
3.5: 問い合わせされやすい仕組みを取り入れよう
4: まとめ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**********************************************************************************
1: ホームページ制作のコツの前に知っておこう
**********************************************************************************
お客を集めるホームページ制作のコツをお話する前に、ホームページ制作で必要になる基本的なことを知っておいたいただきたいと思います。
----------------------------------------------------------------------------------
1.1: ホームページの種類
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページといっても種類があります。
言葉で表現するなら「ホームページ」かもしれませんが、ホームページに期待する目的によって種類が変わってくるのです。
......................................................................................................
(1)コーポレートサイト
会社案内のパンフレットを電子化し、インターネット上へ公開しているイメージです。
このようなサイトの場合、ホームページといっても、ここから集客する必要はありません。
BtoBで取引を検討している相手企業の担当者が「どんな会社だろう」とチェックしに訪れたり、百貨店のバイヤーさんが「うちのフロアで出店してもらっても大丈夫か見てみよう」と確認したりするだけです。
あなたの会社の「概要」がわかれば問題ないホームページです。
......................................................................................................
......................................................................................................
(2)店舗用サイト
あなたのお店の代わりをインターネット上でやってくれるホームページです。
このようなサイトは集客が必要になってきます。
ノースメディアのサイトも同じですが、ここからお客様と知り合って関係が生まれることになりますので、先ほどのコーポレートサイトとは役割が全く違ってきます。
......................................................................................................
......................................................................................................
(3)ECサイト
通販系サイトです。ノースメディアではECサイトは扱っていませんが、これもホームページの一つと言っても良いでしょう。
店舗用サイトと同じように「集客」が必要なホームページです。
ただ、店舗用サイトと違うところは訪問者へ
●悩ませない
●考えさせない
●すぐに決済させる
という役割があります。
......................................................................................................
......................................................................................................
(4)求人サイト
進んでいる方や、マーケティングを深く理解されている方は、すでにお持ちです。
人手不足の問題もありますが、経営者としては「有能な人材」を獲得したいですから、求人専用のサイトを準備し、余すことなく自社の魅力を伝えるようにしています。
また、求人サイトは事前に大量の情報を見て判断してもらうこともできますし、メールなどを使って面談までにやりとりすることもできますから「ミスマッチ」を減らすことも可能になります。
......................................................................................................
このようにホームページといっても種類があります。
あなたはどの種類のホームページを制作したいのでしょうか?
----------------------------------------------------------------------------------
1.2: ホームページを持っているなら現状把握
----------------------------------------------------------------------------------
すでにホームページを持っているけれど制作し直したい。そんな方は、ホームページの現状を把握することが必要です。
ホームページが正しく作られているのなら、次のようなことがわかるはずです。
●月間の訪問者数
●月間の表示回数(PV数)
●月間の問い合わせ数
●月間の問い合わせから成約した数
●どんなページが良く見られているのか
●どんなページが見られていないのか
●パソコンで見る人が多いのか、スマホで見る人が多いのか
●どんな地域の人が見てくれているのか
●その地域は自分の商圏なのか
いかがでしょう。こういった数字を整理することができるでしょうか。
ホームページを制作し直す場合、これらの数字がわからないまま進めても、今のホームページと同じような結果にしかならない「金食い虫」が出来上がる可能性もあります。
現状把握は、次のステップへ進むためには不可欠な材料です。
----------------------------------------------------------------------------------
1.3: ホームページは相手の知りたいことが大事
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページを制作しても無駄な方がいます。
申し訳ないのですが、いくらお金と時間を使っても無駄なのです。その理由は簡単です。
「相手の知りたいことが掲載されていない」
そんなホームページは、いくらがんばって作っても、あなたが思っているような結果を連れてきてはくれません。
このようにお話するとあなたは「そんなの当たり前だろ」と頭の中で呟かれたかもしれませんが、実際に第三者として競合や知り合いのホームページを見てみてほしいのです。もし、すでにあなたがホームページをお持ちならご自身のページを見てほしいのです。
多くの場合、相手の知りたいことよりも、自分たちの話が大部分を占めているはず。
●○○が得意です
●○○ができます
●○○を導入しています
●創業○○年です
●株式会社にしました
相手にとってそんなことは「どうでもいい」ことです。ホームページへ訪問する方にとって必要なのは、自分の悩みを解決してくれるのかどうかだけです。
あなたの年収、会社の年商、法人や個人、最新機器の導入なんて後付けです。最初に必要なのは、訪問者の悩みを解決できる可能性があるのかどうかです。
**********************************************************************************
2: ホームページ制作のコツはここからスタート
**********************************************************************************
それではホームページ制作のコツを見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------------------------
2.1: 今のウェブの流れ
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページ=ウェブサイトには、流行というものが少なからずあります。
この場合の流行とは一部のデザイナーたちの間で流行っているものではなく、多くの消費者が普段使って「慣れている」ものを指します。
例えば、商品を紹介するページなら、アマゾンのようなデザインが慣れているでしょう。
ハンドメイドの材料や作り方を教えたい方なら、クリエイターが集う「note」に似た配置やデザイン、色使いがウケるはずです。
このようにホームページの目的によって、引き込みたい人が
●見慣れているもの
●使い慣れているもの
をリサーチしておくことが大切です。
----------------------------------------------------------------------------------
2.2: 視覚の知識
----------------------------------------------------------------------------------
奇をてらったものよりも「ベタ」なものが最強です。
例えば、文章は上から下、左から右への方が読み進めやすいです。
ボタンも、視線が通る場所に置いておくと押されやすくなります。
効果的な視覚作用を利用し、迷わせず、わかりやすさを意識することが大切です。
----------------------------------------------------------------------------------
2.3: シンプルなデザイン
----------------------------------------------------------------------------------
シンプルなデザインは高級感を出します。
また、シンプルであるほど、訪問者を迷わせることが減ります。
訪問者の多くは時間があり余っていることはありません。
また、どうしてもあなたのホームページを見たくてたまらない。そんな動機もありません。
「ちょっと気になったから探してみた」
こんな気持ちが大多数です。ということは、こういった人がホームページで一瞬でも迷ってしまうと、すぐに離脱して他の会社のページへ移動します。
あなたのホームページの各ページを根気よく探して見てくれる。そんなことは夢と希望です。
情報もテクニックも引き算が基本。シンプルかどうかは大事なポイントとなります。
----------------------------------------------------------------------------------
2.4: 読みやすいテキスト
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページには文字情報が存在します。
画像や動画も使いますが、まだまだ多くの情報は文字によって伝えることがほとんどです。
このような理由から、ホームページの文字(テキスト)を考えるときには「読みやすい」「読み進めやすい」を意識しておきましょう。
かしこまった社内通達のような文は必要ありません。
地方自治体が交付するような文も必要ありません。
当然ですが、学生時代に書いた論文口調なんてNGの極みです。
読みやすく読み進めやすい文章を書くなら、あなたはラジオのDJになったつもりで書くべきなのです。
----------------------------------------------------------------------------------
2.5: テイストの統一
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページで使う画像や動画、文章のテイストを全体で統一しましょう。
ページによってバラバラなテイストでは、見ている人を困惑させますし、専門家としての印象がなくなります。
**********************************************************************************
3: ホームページ制作のコツ実践編
**********************************************************************************
ここからは、実践編として使えるコツを紹介していきます。
----------------------------------------------------------------------------------
3.1: ターゲットを明確にしよう
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページを作る場合、どんな人へあなたメッセージを届けたいのかを考える必要があります。
これを「ターゲット設定」と言います。
あなたのビジネスにおけるターゲットが定まっていないと、これから後に続くことを進めることができません。
そこで覚えておいていただきたいことは、ホームページには「みなさん」ではなく「あなた」が必要だということです。
ビジネスをすると「より多くの人」に知ってもらい訪問してもらいたいという欲求が出てきます(ノースメディアも同じです)が、これではあなたのメッセージを相手の心に響かせることができません。
例えばノースメディアの場合ですと、単に「ホームページを作りたい」という人には、僕のメッセージは届かないと思います。
しかし「ホームページを作って集客したい」という人には届くはずです。
このようなちょっとした違いを理解しターゲットとすることが実践では必要です。
----------------------------------------------------------------------------------
3.2: どんなページが必要か考えよう
----------------------------------------------------------------------------------
ターゲットが決まると、どのようなページが必要かを考えます。
例えば
●トップページで「何の専門家なのか」わかるようにする
●代表者メッセージで、あなたの想いを伝える
●会社概要で、理念や社会貢献を伝える
●サービスでは、おすすめプランや商品を紹介する
●問い合わせページで、コミュニケーションが取れるようにしておく
たったこれだけで5ページ必要になります。
業種や業界、ターゲットによっては他にもページが必要になります。
ノースメディアがホームページ制作をする場合は、おおむね10ページくらいで考えます。
----------------------------------------------------------------------------------
3.3: スマートフォン対応も必要
----------------------------------------------------------------------------------
スマートフォンでホームページを見る人がほとんどです。
ですから、ホームページのデザインはスマートフォン対応が必須だと考えてください。
これをやらないのならホームページを持つ意味がありません。
----------------------------------------------------------------------------------
3.4: 検索されるキーワードを見つけよう
----------------------------------------------------------------------------------
お客を集めるホームページ制作のコツで大切なのがコレです。
ほとんどの訪問者は、検索からたどり着きます。
そのため、あなたのホームページを知ってもらうためには「実際に使われている検索キーワード」に関連させておかないといけません。
自分たちだけが使うような専門用語をキーワードにするのではなく、ターゲットが使う言葉をキーワードとして使うようにしてください。
検索は「あなたたち」が行うのではなく、ターゲットが行うことを忘れてはいけません。
----------------------------------------------------------------------------------
3.5: 問い合わせされやすい仕組みを取り入れよう
----------------------------------------------------------------------------------
ホームページに訪問してくれる人が増えても、問い合わせされないのなら集客活動が成功しているとは言えません。
せっかくページを見てくれているのですから、そこから問い合わせしやすい流れや仕組みを用意しておきましょう。
ターゲットによっては、ホームページから問い合わせフォームで文字を入力するよりも、電話で話をしたい人が多いのなら「一発で電話できる」ボタンを用意しましょう。
また、場合によってはFAXが有効なこともありますし、LINEが効果的なこともあります。
ターゲットが普段どういった方法やツールでコミュニケーションを取っているのか知ることで解決できます。
**********************************************************************************
4: まとめ
**********************************************************************************
お客を集めるホームページ制作のコツを紹介しました。
今回の話からもご理解いただけたと思いますが、大切なのは「ターゲットはどうなの?」という目線です。
ホームページを検索し、訪問して、問い合わせしてくるのは「あなた」や「あなたの会社のスタッフ」ではありません。
ターゲットが行いやってくることを忘れてはいけません。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【関連記事】
『ホームページリニューアルで成功する会社と失敗する会社の違いとは』
『会社のホームページを作成する9つのポイント』
『企業サイトのSEO対策に大切な5つのポイント』
『ホームページの集客方法が強いところと弱いところの違いとは』
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////