ホームページのリニューアルを考えたとき、今のホームページよりも
●かっこいいデザイン
●動画をいっぱい使ったもの
●美しすぎる写真
などなど、どちらかというとデザインに重視したリニューアルを考える方が多いでしょう。
この考え方は自然なことですから、もしあなたもホームページリニューアルに対して、このように考えていても仕方のないことです。
でも、ここでホームページでの集客という視点から見てみましょう。
本当にかっこいいデザインがあれば、集客できるのでしょうか?
そうですね、ある程度のプロっぽいデザインは必要です。
でも、ネット集客ではデザインがマストではなく、本当にマストなのは「SEO対策」なんです。
そこで、今回はホームページリニューアルでネット集客したいなら、押さえておきたいSEO対策のポイントを紹介していきたいと思います。
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目次
1: SEO対策の前に必要なこと
2: コンテンツのSEO対策
2.1: ページ単位で1キーワードとなっているか
2.2: ページ同士を回遊できるか
2.3: 重要なタグが使われているか
3: 構造のSEO対策
3.1: ホームページはツリー構造になっているか
3.2: 同じカテゴリーが階層構造になっているか
3.3: パンくずリストは配置されているか
4: お客様目線のSEO対策
4.1: サイトマップは2つ用意されているか
4.2: モバイル対応しているか
4.3: ソーシャル対応しているか
SSLに対応しているか
5: あなたのためにもなるSEO対策
5.1: 解析ツールは導入しているか
5.2: 404を活用できているか
6: まとめ
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1: SEO対策の前に必要なこと
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「デザインが古くなってきたから」
「集客効果が感じられなくなったから」
「知り合いの会社のホームページが変わったから」
様々な理由がリニューアルを考え始めたときにはあると思います。
でも、このときに勢いだけでリニューアルするのは、あまりおすすめできません。
というのも、勢いでホームページリニューアルを行うと、とりあえずは出来上がりますが、出来ただけになってしまうからです。
だから、ホームページリニューアルを考えたときには、勢いではなく一度冷静になって次の質問に答えてみてください。
『あなたは「何を改善したいから」ホームページのリニューアルを行うのでしょうか?』
あなたがホームページをリニューアルする「目的」は何なのかを明確にすることが必要です。
そのためには、次の3つのステップを実施してみてください。
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ステップ1:「現状の課題」を拾い集めてみましょう。
ステップ2:拾い集めた「現状の課題」から、改善した後の理想のイメージをしてみます。
理想のイメージは出来たでしょうか。
ステップ3:イメージが出来れば、その理想に到達するためには「何を改善する」必要があるでしょうか?
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土台がしっかりしていない土地に、すばらしい家を建てても、その家はすぐに崩れてしまいます。
これと同じように、ホームページはあなたの会社の顔ですから、土台がしっかりした上に作り上げてこそ、強靱でリニューアルの効果を生み出すことができるものに変身できるのです。
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2: コンテンツのSEO対策
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ホームページリニューアルのSEO対策では、コンテンツ(内容ですね)に関して注意しておくことがあります。
特に次の3つは要注意です。
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2.1: ページ単位で1キーワードとなっているか
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ホームページの情報は、Facebook広告やPPC広告からの流入(あなたのホームページへ誘導するという意味です)を使わないのなら、検索からの流入が一般的です。
そこで検索から流入してもらうために必要なのが、検索キーワードなんです。
検索キーワードによって、あなたの情報を知りたいと考えている見込み客を集めることになりますから、このキーワードはホームページの個々のページにとって大変重要な意味を持っています。
そのため、僕たちが注意しておくことは、ホームページの個々のページには、検索した見込み客が迷わないように、
『1ページ1キーワード』
にしておくこと。
1つのページの内容が、1つのキーワードについて書かれていれば、読んだ人を惑わすこともありません。
知りたかった情報を、シンプルすっきり理解できるページは、訪問した人からは喜ばれるページになります。
また、検索大手であるGoogleも、このようなページを好む傾向にありますから、検索結果の上位表示にも影響してきます。
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2.2: ページ同士を回遊できるか
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リアル店舗で考えると理解しやすいですが、お店に入ったお客様には店舗の中をストレスなく、次々と違う売場へ「回遊」してもらいたいものです。
スムーズに回遊できる店舗設計が売り上げに影響することは、今さら僕がお話をするまでもありませんね。
ホームページでもこれと同じように、個々のページをストレスなく「回遊」出来るようにしておくことを忘れてはいけません。
この場合の回遊とはホームページによくある、トップページから下位ページへ「一方通行」するページの移動ではありません。
それぞれのページから、関連する他のページへ「多方向」へ移動できることを「回遊」と呼んでいます。
トップダウンの流れではなく、柔軟な流れを持ったコンテンツにすることがポイントとなります。
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2.3: 重要なタグが使われているか
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この「タグ」とは、次の3つのタグを表しています。
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(1)titleタグ
(2)descriptionタグ
(3)h1タグ
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それぞれのタグはページ毎に設定します。
そしてSEO対策上重要となります。
とはいえ、「この3つのタグってなに?」という方も多いでしょう。
実は、この3つのタグは内部的な情報なんです。
どちらかと言って技術的な情報と言えます。
だから、こんなことは意識されていない人の方が多いですし、知らなくても当然のことです。
でもですね、ホームページリニューアルをするなら、あなたもこの3つのタグについては覚えておいてほしいのです。
●それぞれの意味は何なのか
●どうやって使うのか
●使い方は?
これらのことは、ホームページリニューアルをご依頼される会社さんへ聞いてみてください。
もし丁寧な説明もなく、「そんなの気にしなくていいですよ」という回答が返ってきたら、慎重に検討した方がいいですね。
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3: 構造のSEO対策
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ホームページ全体の構造もSEOに影響します。
特にポイントとなる3つの構造についてお話します。
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3.1: ホームページはツリー構造になっているか
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ホームページの理想的な階層構造とは「ツリー構造」。
ツリー構造とは、木の枝のように幹から枝、葉へだんだんと細分化されていく様子を表しています。
ホームページのトップページを「第一階層」と呼び、ここが「幹」に値する部分となります。
次にホームページでよくある「サービス紹介」とか「お客様の声」とかを「第二階層」と呼び、ここが「太めの枝」になります。
さらに「第二階層」から枝分かれすることで、詳細な情報を持つページが生まれてきます。ここが「第三階層」で「細めの枝」になります。
そして、、、という具合に、幹から枝へ、そして葉へという具合に「木のような構造」をした「ツリー構造」を持つようにします。
このような階層構造にしておくことで、Googleなどの検索エンジンが自動的にあなたのページを参照し情報を集めてくれる(「クローラー」と呼ばれる自動ツール)とき、迷路に迷い込むことなく情報を簡単に集められるようになるんです。
だから「ツリー構造」は、Googleの評価を上げることにつながるので、SEO対策として重要なんです。
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3.2: 同じカテゴリーが階層構造になっているか
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ホームページのページには、何らかの基準でまとめることができる「カテゴリー」があります。
似通ったテーマのページは、大きなカテゴリーの下に階層化しておくことで、そのテーマについての関連性が強まりますのでおすすめです。
例えばGoogleで検索したとき、カテゴリー単位(ページ単位ではありません)で検索上位に表示されれば、そのカテゴリーでの専門家だと認められていることになります。
SEO対策にも重要ですが、信頼、権威にもつながることです。
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3.3: パンくずリストは配置されているか
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「パンくすリスト」をご存じでしょうか?
自分が今まで通ってきた道を戻るとき、迷わないように目印として「パンくず」を少しずつ落としていった「ヘンゼルとグレーテル」の話が由来となっている言葉です。
ですからホームページでの意味は「ヘンゼルとグレーテル」と同じで、
●今自分が見ているページがどこなのか
●どういう順序で到達したのか
●どこに戻れるのか
を明確に理解するために、ページ上部に表示されることが多い「ナビゲーション」を助けるリンクなんです。
先ほどお話しましたように、ホームページは「ツリー構造」になります。
そうするとページが増えれば増えるほど、自分の見ているページがどこに関連しているのかがわからなくなります。
このような迷いを解決するための対策が「パンくずリスト」。
構造のSEO対策として、リニューアルするときには付加しておきたい機能ですね。
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4: お客様目線のSEO対策
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最近のSEO対策は、お客様目線が必要です。
ホームページへ訪問した人にとって使いやすいかどうか。
こういったところもSEO対策として注意しておきましょう。
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4.1: サイトマップは2つ用意されているか
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サイトマップとは、あなたのホームページに存在するページが一目でわかる「大きな地図」です。
この「大きな地図」には、2つの目的があります。
ひとつは、訪問したお客様に見てもらうためのもの。
パッと見ただけで、自分の見たいページへ飛べるように作れていることが重要です。
もうひとつは、検索エンジン(Googleとかですね)に向けたもの。
こちらは少し専門的な話になりますが、検索エンジンが認識しやすいように、コンピュータ同士の共通言語でもある「XML」という形式で書かれた情報を「大きな地図」としてやりとりします。
今ではこの「大きな地図」を自動的に作成できるツールや機能もありますので、手間はそんなにかかりません。
ぜひサイトマップは用意するようにしてください。
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4.2: モバイル対応しているか
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これは必須と言っても過言ではありません。
これからホームページをリニューアルするのなら、パソコンだけではなくスマートフォンでもタブレットでも「見やすく」表示されることが必須です。
パソコンでは見やすくても、スマートフォンで見てみると文字がものすごく小さくなった。
スマートフォンで表示すると、横幅がはみ出して、横スクロールしないと全部が見えない。
これでは見られることも少なくなりますよね。
そして検索エンジンにも、良い影響を与えません。
『モバイル対応は必須』と考えてリニューアルするようにしてください。
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4.3: ソーシャル対応しているか
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ソーシャル対応は必須ではありませんが、少ない時間であなたのホームページの情報を拡散したいなら必要となります。
●はてぶ
●Google+
ソーシャルは色々ありますから、あなたが拡散したいところを設定するようにしてください。
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4.4:SSLに対応しているか?
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SSLとは”Secure Sockets Layer”の頭文字をとったもので、
“インターネット上でやりとりしている通信情報を暗号化する技術のこと“をいいます。
スマートフォンやタブレットの普及により、私たちはさまざまな場面でインターネットを利用するようになりました。そのため、インターネット上では、様々なデータのやり取りが行われます。
しかし、インターネット上のデータ通信は、不正アクセスによって第三者に傍受されたり、改ざんされたりする危険があり、個人情報を含む重要な情報が盗まれ、悪用されてしまうことがあるのです。
これでは、安心してインターネット所使用することができなくなってしまいます。
そこで、やり取りする情報を暗号化し、仮に第三者が情報を閲覧しても、内容がわからないようにするための技術がSSLなのです。
SSLを導入することで、ホームページの利用者側も運営者側も安心してやり取りができるようにするため、SSLの導入は必須というわけです。
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5: あなたのためにもなるSEO対策
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今までお話したことをリニューアルで踏まえても、それがどういう効果を生みだしているのか、どんな成果を出しているのかがわからないと意味がありません。
そこで、次に効果や成果を見るツールの紹介をします。
そして、リニューアルで起こる不都合に対して、最善の対処をしておく方法も合わせてお話します。
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5.1: 解析ツールは導入しているか
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今や必須のツールは、次の2つです。
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(1)Googleアナリティクス
アナリティクスは、あなたのホームページの現状を解析します。
●どれくらいの人が集まっているのか
●どれくらいの時間滞在しているのか
●どこから来たのか
●どこへ行ったのか
このような解析情報が無いと、将来に向けて最善のSEO対策を行うことができません。
SEO対策で勝ち続けるためにも、Googleアナリティクスは必須ツールとなります。
【関連記事】
>>Googleアナリティクスの使い方。初心者がおさえるのはココだった!
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(2)Googleサーチコンソール
サーチコンソールは、あなたのサイトへ「どんなキーワード」で訪問してきたのかがわかるツールです。
このツールがないと、あなたのホームページへ「どんなことを知りたくて」来ているのかがわかりません。
コンテンツを作るときにも必要となる「キーワード」を握っているのがサーチコンソールです。
これも必須ツールですね。
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5.2: 404を活用できているか
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ホームページリニューアルすると、必ず出てくる問題があります。
それは、リニューアル前に存在したページが、リニューアル後なくなるということ。
このようなことがホームページリニューアルを行うときにわかっているのなら、なくなったページへアクセスされた場合には、「ページがありません」の意味を持つステータスコード「404」に対応した「カスタム404ページ」を作りましょう。
カスタム404ページがあると、ページが無いことを訪問者へお知らせできます。
そして、次にどこのページを見ればいいのかを知らせることができます。
この方がただ「ページがありません!」というよりも、訪問者へやさしい対応になりますよね。
小さなことですが、404を上手に活用してください。
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6: まとめ
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ホームページリニューアルでは「目的」が大切です。
「目的」が曖昧なままリニューアルすると、SEO対策が必要なのかどうかもわかりません。
もし目的が「ネット集客」なら、今回お話しましたようなSEO対策に気をつけると、集客効果に違いが出てくるでしょう。
しかし集客よりもデザイン重視なら、今回お話したようなSEO対策は不要かもしれません。
どちらが正解ということではなく、あなたのホームページリニューアルの「目的」でSEO対策は変わってくるということです。
あなたにとって最適なホームページへリニューアルしてください。
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【関連記事】
『WEBリニューアルで成功するチャンスをほんのわずかな失敗で逃していませんか?』
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