ホームページを作る会社や個人事業主さんが右肩上がりに増えています。コロナ禍によって、従来よりも急増した印象がありますし、今後は「デジタル庁」を主とした政策の影響もあり、ますます「ホームページだけでも持っておこう」という方が増えていくと思われます。
ホームページが増えていくことは、情報を受け取る側の人間としては便利になりますので歓迎するべきことですが、増えていくホームページの中には訪問者が求めているものを「ほとんど持っていない」ということもあります。
ホームページは訪問者が求めているものを持っていてこそ成果が期待できます。仮に持っていないままのホームページだとすると、何をどのように時間を使ってがんばっても成果を感じることはできません。
今回は、ホームページを持っているだけではなく、訪問者が求めるものにしていく理由や方法について解説していきます。
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目次
1: 訪問者がホームページに求めるものとは
(1)課題解決
(2)読み手目線
(3)読み手目線にする方法
2: 提供者がホームページに求めるものとは
(1)ブランディング
(2)売上
(3)集客
(4)認知度アップ
3: 訪問者も提供者もメリットのあるホームページ
(1)ホームページの役割を理解しよう
(2)ホームページはアドバイザー
(3)ホームページは成長させる
(4)成果の出るホームページの特徴
4: まとめ
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1: 訪問者がホームページに求めるものとは
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まず、あなたのホームページへ訪問してくる人たちは、何を求めているのか。
この点についてお伝えしていきたいと思います。
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(1)課題解決
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わざわざ時間を使って検索を行い、検索結果から選んでクリックし、ホームページへ訪問する。
この行動は大変「面倒」なことに間違いありません。
しかし、面倒なことを理解しながらも訪問者はやっているということは、自分自身にとって解決するべき重要な課題があるということです。
行動理由から見ても明らかですが、訪問者がホームページへ求めているものはというと、
「自分の課題を解決する」
この1点にフォーカスすることができます。これ以外に求めているものは無いと言っても良いでしょう。
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(2)読み手目線
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課題解決についてホームページで情報公開するときですが、陥りやすい間違いがあります。
それは、発信する情報を「提供者目線」で作ってしまうことです。訪問者の多くは自分の課題を解決したいと考えてはいますが、あなたの自慢話を聞きたいとは一切思っていません。
提供者目線によって発信した情報というのは、本人にその気はなくても他人から見ると「自慢」に見えてしまうものです。
そこで間違わないために「読み手目線」での情報発信を心がけましょう。読み手はどのように感じるのか。どのようなことを知りたいと思っているのか。
常に読み手目線で情報発信を考えることで、課題解決する情報が洗練され喜ばれる内容へと高まっていきます。
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(3)読み手目線にする方法
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そうは言っても読み手目線にするのは難しいものです。そこでSONIDOがやっている大変簡単な方法を2つお話します。
[1]音読する
自分が作った課題解決情報を声に出して読んでみましょう。音読することで、淀みなくスラスラと読み進められる情報へ変えることができます。
まずは「読み進めやすい体裁」に変えることからはじめます。
[2]第三者に読んでもらう
音読で整えた後に、第三者へ情報を読んでもらいましょう。第三者が読むことを止めたり、読み進められなくなったり、意味が分からなくなったり、上から目線だなと感じたりした部分をピックアップします。
ピックアップした箇所を再考し、自慢話にならないよう読者目線を意識して修正します。
たったこの2つを行うだけで、読み手目線の情報に変身します。
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2: 提供者がホームページに求めるものとは
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次に確認しておきたいのが、提供者がホームページに求めるものです。
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(1)ブランディング
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ホームページによってブランドイメージを作りだし、市場へ定着させよう。
このような成果を期待されているところも多いです。
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(2)売上
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ホームページを持つ理由の中で提供者が求めているものの大半は「売上アップ」です。この考え方は間違いではありません。
しかし売上アップを強く意識しすぎると、ホームページが暑苦しいセールスマンになってしまい、読み手目線ではなくなってきますので注意しておきましょう。
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(3)集客
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売上の次に求められることが多い「集客」という目標もあります。
集客はビジネスを継続する上で重要な活動ですから、これも間違った使い方ではありません。
しかし売上と同じように成果ばかりを意識しすぎると、詐欺サイトのような雰囲気になってしまい「質の良くない」人ばかりを集めることにもなりかねません。
自分のビジネスに合致した「質の良い」人を集めるよう意識しておきましょう。
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(4)認知度アップ
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ブランディングと似た使い方として認知度アップがあります。売上や集客目的ではありませんのでガツガツすることもなく、読み手目線でホームページを作りやすくなるため、訪問者が求めているものを実現しやすくなります。
求められているものが分からない場合は、売上や集客を一度横に置いておき、知ってもらうことにフォーカスして進めてみましょう。
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3: 訪問者も提供者もメリットのあるホームページ
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せっかくなら訪問者も提供者も、どちらにもメリットのあるホームページを持っておきたいところです。そのためのポイントをお話します。
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(1)ホームページの役割を理解しよう
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両方にメリットのあるホームページを持つためには、ホームページの役割を理解しておく必要があります。
ホームページは会社案内のパンフレットとしての役割も少なからずありますが、それよりも大切なのは、何度も言っている「訪問者の課題解決」が出来ることです。
間違ってもビジネスで使うホームページには、あなたの趣味の話や自慢話は歓迎されません。
趣味や自慢話が訪問者の課題解決に役立つなら話は別ですが、そういうことは「ほぼ」ありません。
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(2)ホームページはアドバイザー
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ホームページの役割を正しく理解すれば分かると思います。ホームページはセールスマンではなく、アドバイザーとして存在するのが理想的です。
訪問者の分からないことや悩み、未来を変える方法について適切なアドバイスができると、あなたは訪問者の中で唯一無二の存在になることができます。
大切なので、もう一度言います。
ホームページはアドバイザーであるべきです。セールスマンは広告やランディングページが受け持つ部分です。
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(3)ホームページは成長させる
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最初からホームページを「素晴らしい読み手目線のアドバイザー」に出来れば良いですが、そんなことは出来ません。
ホームページも最初は赤ちゃんと同じです。少しずつ挑戦し改善することで成長していきます。
多くの方が最初から成長した成人ベテランホームページを持ちたいと思っておられますが、一般的な教養と社会経験をお持ちの方ならご存じのように「そんな上手い話」はありません。
「あなたが成長させる」
この気持ちを忘れないでください。
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(4)成果の出るホームページの特徴
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成果が出るホームページには特徴があります。
もっとも分かりやすい特徴は「誰に、何を」伝えるのかが明確になっていること。
また、ホームページを成長させる体制が作られていることも特徴と言えます。社内で行うところもあれば、信頼できる社外パートナーの手を借りて行うところもあります。
ということは、成果の出ないホームページは反対の状態になっているということです。
●誰に何を伝えたいのか曖昧なまま
●ホームページを成長させる体制がない
●社外パートナーの手を借りることはお金がかかるので絶対にしない
負のサイクルに入る典型的なパターンです。でも、実は口で言うほどホームページからの成果を求めていないのなら、それで良いと思います。
成果を求めているところだけ「訪問者」のことを考えて成長させていってください。
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4: まとめ
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「訪問者がホームページに求めるもの」についてお伝えしました。
今回の内容を理解いただくとわかると思いますが、ホームページを使っていても、本質は「人とのコミュニケーションである」ということです。
初めて会った人と話をするとき、あなたは相手の自慢話を聞きたいでしょうか?出来れば自分の興味のあることについて、相手の方と話した方が楽しい時間を過ごせると思いませんか?
ホームページも同じです。相手が興味を持っていること(課題)について話すように意識してもらうと、訪問者が求めているものを提供することができます。
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