企業ホームページを立ち上げるときや、古くなったのでリニューアルするとき。いきなりこれまで付き合いがあったホームページ制作会社やシステム開発会社へ依頼していないでしょうか。
企業ホームページが会社案内のデジタル版で問題ないのなら、この方法で進めても全く問題はありません。
しかし、もし企業ホームページを集客活動に活用したいとか、ブランディング目的で認知度をアップしたいとか、BtoCやDtoCというような消費者相手にも販売したいと考えているのなら、これまでと同じ依頼の方法では公開したことを後悔する可能性が高くなります。
そんなことにならないためにも、企業ホームページが生まれ変わる秘訣として重要な「ターゲット設定」についてお話していきます。
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目次
1: 企業ホームページにもターゲットは必要です
1-1 (1)ターゲットとは
1-2 (2)ターゲット設定のメリット
2: ターゲットが決まると情報発信しやすくなる
2-1 (1)役立つ情報が作りやすい
2-2 (2)デザインも決めやすい
2-3 (3)SEOキーワードが選びやすい
3: 基本を理解すれば誰でもターゲット設定できる!
3-1 (1)ターゲットと間違えること
3-2 (2)ターゲット設定3つのポイント
3-3 (3)ユーザー調査
3-4 (4)お客様の声はあてにならない
4: まとめ
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1: 企業ホームページにもターゲットは必要です
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従来の企業ホームページは「より多くの方々」へ向けて作られていました。そのため、一般的な企業ホームページは会社案内のデジタル版の枠に収まったまま。
超大手や業界内で超有名であれば、このようなホームページでも問題なく事業の役に立ってくれているでしょう。
しかし、知名度も高くなく、超大手でもない企業なら、誰にも見てもらえないホームページになっている可能性が高いのです。
このような不本意な状況を脱却するためには、ターゲットが必要であることを理解していただきたいのです。
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(1)ターゲットとは
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ターゲットとは、海外ドラマですとスナイパーが狙う相手として登場します。これと同じようにホームページにも「狙う」相手が必要です。
ビジネスではスナイパーライフルで狙撃はしませんが、あなたのメッセージを狙った相手へピンポイントに届ける必要が出てきます。
もしターゲットが決まっていないままメッセージを届けたとしても、意味のある人へ届いていない可能性が高くなります。
ちょっと手前に落ちてしまった。全く別の方向へ飛んでいった。通り過ぎて前の人に届いた。
こんな感じですね。
集客視点で考えると、まったく届いていないのです。
このような問題を解決するためにターゲットが大変重要な要素になってきます。
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(2)ターゲット設定のメリット
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ターゲット設定すると、次のようなメリットが出てきます。
●誰に
●何を
●どう話すか
相手に聞いてもらえる話しの骨格を作ることができます。
ビジネスの現場で言われる話しですが、この3つが明確になっていないと、2時間3時間プレゼンをしても、誰の耳にも届いていないことがあります。
特に「誰に」が明確でないと、話しがぼやけてしまいます。すると何を言いたいのかわからなくなります。人はわからない話しをガマンして聞くほど忍耐力を持っていません。
さらに、ターゲット設定が出来ていないと、どう話すのか(どのように例えるか)見当がつきませんので一般論ばかりになってしまい、ますます話しに興味を持てなくなります。
しかしターゲット設定が出来ていると、この3つが明確になりますので前のめりになって話しを聞いてもらいやすくなります。
企業ホームページで経営者のあいさつ文や企業コンセプトなどが掲載されていますが、ターゲットが不明確なので読んでも頭に入ってこないことってありますよね?
こういう失敗をしないためにも、ターゲット設定のメリットを正しく理解し活用するよう心掛けて頂きたいと思います。
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2: ターゲットが決まると情報発信しやすくなる
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ターゲットが決まると、ホームページから情報発信しやすくなります。
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(1)役立つ情報が作りやすい
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ターゲットが決まるということは、ターゲットの悩みや不安、手に入れたい明るい未来が見えてくるということです。
すると、ホームページから情報発信する内容も自ずと決まってきます。
●悩みを解決する方法
●不安を解消する方法
●明るい未来の手に入れ方
とても明確にお話できます。また、喜ばれる情報をまとめることも簡単になります。
情報発信するときに重要なのは「悩み」「不安」をすくいとり、解決や解消した先には、明るい未来があることを知ってもらうことです。
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(2)デザインも決めやすい
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ホームページにはデザインが必要です。
ここで重要なのは、デザインは「あなたの好み」で決めてはいけないということ。
ホームページへ訪問して見るのは誰でしょうか?
あなたでしょうか?あなたの会社の社員でしょうか?社員の家族でしょうか?
ちがいます。見てもらいたいのは「ターゲット」です。だったらデザインに必要なのは何かわかりますよね?
「ターゲット」が安心して訪問し見られるデザインです。もしターゲットが決まっていないと、どんなデザインになるでしょうか?
制作会社の好みでしょうか?あなたの好みでしょうか?スタッフの好みでしょうか?結局は、ターゲット不在のデザインが出来上がり、訪問した人にとっては心地よくないものになってしまいます。
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(3)SEOキーワードが選びやすい
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悩みや不安がわかると、どんなキーワードで検索しているのか見えてきます。
するとSEOキーワードの選定が楽になります。
ホームページへの訪問経路で多いのは「自然検索」です。ということはSEOキーワードを正しく選定しないと、自然検索から流入量を増やすことが難しくなります。
集客に影響を与える部分の解決としてもターゲットを決めることは大切です。
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3: 基本を理解すれば誰でもターゲット設定できる!
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ターゲット設定の方法をお話します。難しそうに感じますが、誰もが無意識にやっていることを、意識してやるだけです。
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(1)ターゲットと間違えること
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「ターゲット=見込み客」と考える方もいらっしゃいますが、私たちのビジネス規模なら次のように考えるのが正解です。
「ターゲット=購入意識のある人」
大手企業の情報で勉強し、少しは知識を持っていて具体的に「ほしいな」と考えている人がターゲットです。
まだまだこれからの人は、大手企業の資本力を使った広告活動に任せましょう。
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(2)ターゲット設定3つのポイント
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ターゲット設定には、3つの要素が大切です。
[1]その人が属している性質
●年齢
●家族構成
●職業
●年収
●趣味
●お住まい
●学歴
[2]価値観
●大切にしていること
●もの事の考え方
●避けたいこと
[3]想い
●悩み
●不安
●夢
●願望
●課題
これらを埋めていくとターゲットが出来上がります。
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(3)ユーザー調査
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ターゲットを作ったら、ユーザー調査を行いましょう。というのも、思い込みでターゲット設定してしまうと、存在しないような人物像になっていることがあるためです。
実在していないターゲットでは、どんなにがんばっても成果は出ません。
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(4)お客様の声はあてにならない
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ユーザー調査で注意したいのが、
●お客様の声を集める
●インタビューを行う
●アンケートを集める
こういう行動です。これらの方法はリアルな意見を聞けるように感じますが、残念ながら公の場で「悪い部分」をはっきりと発言する人はいません。
基本的に、今の日本人は他人に嫌われるのが大嫌いですから、どんなに良くない印象を持っていても、調査のときには当たり障りのない意見が出てきます。
もし、こうした意見を鵜呑みにして進めると、間違ったターゲット設定になってしまい、成果を期待することができません。
では、どのようにすれば良いのかというと、こういう場で集めた意見は「話し半分以下」で評価しましょう。
もっとも意味のある意見を聞けるのは、人が集まっている場所へ出掛け、耳を澄まして話しを拾い聞くことです。
現場にしか本当の意見は落ちていません。
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4: まとめ
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企業ホームページを持つことは珍しいことではなくなりました。持っていて当然の時代ですから、あるだけでは集客することはできません。
そのため情報発信は欠かせませんが、ターゲットが決まっていないと、正しいターゲットへ情報を伝えることができなくなります。
すると集客も出来ないまま。
アクセスも伸びないまま。 すると慌ててしまい、テレアポで多い「ウェブコンサルティング営業」の餌食になってしまうかもしれません。
まずは企業ホームページであっても正しくターゲット設定をしてください。ここからスタートするのが正解です。
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