読書を習慣にされてる方、そうでない方にとっても
きっとお役に立つ内容かと思いますので最後までお付き合い頂ければ幸いです
世の中にさまざまな名著と呼ばれる本があります
そうは言っても、なかなか手を伸ばしにくいなあ・・・と
思っていませんか?
そんな私も、ここ数年前まで全く本を読む習慣がありませんでした
それはなぜか?
だいたい、どんな本を選んだらよいのか?
ハズレたら損だなあとか、分厚い本を見るとこんなに厚い本を読むのは骨が折れるなあなど
いろんな言い訳が頭の中を駆け巡り読書を遠ざけていました
ところが、師匠と出会い師匠に惚れ師匠が年間に100冊以上、多い年では200冊
そしてこれまで読んだ冊数は6000冊以上と度肝を抜かれたというのはこのことでしょうか
また読むだけでなく読んだ本を手帳に記入し、現時点でどれだけの冊数を読んだのかをチェックしていました。
いきなりそれだけの冊数を読める気はしませんでしたが、まずはどこまで読めるのか数を求めるよりもどうすれば質のイイ読書ができるのかを知る必要があると思い
そう思ったらいろいろと疑問が湧いてきました
そもそもどんな本を読めばいいのか
自分にとってどんな本が合うのか
本を選ぶのにどのように選べばいいのか
1冊の本からなるべく早くエッセンスを抜き取るにはどうすればいいのか
新しい分野においてはどのような読み方をすればいいのか
血肉にするための読書にするにはどうすればいいのか
などなど
きっとこのブログを読んで頂いてる方の中にも同じように感じてる方もいると思い
今回はこのテーマで記事を書いてみました
ぜひ参考にしてみてください
◆読書の7つの誤解
<なんでもいいから読書することが大事なの?>
ムダな本を読むのは時間のムダ。目的意識がなければ身に付かない。ベストセラーが今自分が読むべきものとは限りません
<本は読破しなくてはいけないの?>
読破で忍耐力を養ってもしょうがない。冒頭からツマラナイ本は最後までツマラナイ。貴重な時間を面白い本に回そう。購入コストは忘れよう。
<本は最初から順番に読むの?>
目次から気になる項目から先に読む
・似たような本を前に読んだ→基礎は飛ばして応用から読む
・今日明日から使えるノウハウを知りたい→原理原則を飛ばして具体的な実践例を読む
・著者の人柄を知りたい→あとがきを先に読む
読むスピードに緩急をつける
・ゆっくり 本質的、普遍的なこと 各節の冒頭や結論部 興味関心のあるところ 分かりにくいところ
・速い トレンド紹介 各節の途中の例など 興味関心の薄いところ すっと理解できるところ
<本は大事に読むものなの?>
記憶に残すならドンドンと汚そう!
書き込めない本、書き込みにくい本は付せんで代用しよう!
これぞ名著という本は自分専用の辞書にしよう!
例)折る→付せんを貼る→線を引く→書き込む
<本はいつ読むのがイイの?>
1.本を読む時間をスケジュールの中に組み込む
2.買ったら、少しでもすぐ読む
3.「とりあえずTVを見る、スマホをいじる」から卒業する
4.かばんの中に本のストックを2冊以上もつ
5.読んでみたいリストを作っておく
<マンガじゃダメなの?>
マンガで学ぶメリットは、とっつきやすく、速く読み通せる点。
「難しそう」と抵抗を感じる分野に触れるときの導入にオススメです
<古いものより新しいものがいいの?>
最新の書籍を読むべきケース
法律や技術的なことなど最新情報でないと無意味な分野を学ぶとき
短時間で大量の情報収集をしたいとき
世の中で何がウケているか知りたいとき
古典的名著を読むべきケース
哲学・文学など人類普遍の営みを学ぶとき
それぞれの学問の本質をつかみたいとき
本質的な思考力を磨きたいとき
◆選書眼を養おう
1.本のジャケット買いをしない
2.タイトルにだまされない
3.目次で本の概要を把握する
4.冒頭+中盤+あとがきの3か所を立ち読みする
5.書評やレビューを参考にする
◆5つの読書法
1.情報を得る読書法(知識には2種類ある)
<フロー知識(表面的、短期的、技術的)>
量→たくさんの本を読む
スピード→流し読みで必要な情報を拾う
効率よく情報を集める→雑誌、新聞、インターネットの活用
<フロー情報の扱い方>
集まる仕組みを作る・・・問題意識をもって生活する、雑誌の定期購読、信頼性の高いマガジンを購読する、定期的に大型書店を訪れる
情報整理に手間をかけない・・・綺麗にスクラップしない、貯めておいた情報は定期的に見直す、一定期間が過ぎたら捨てる
<ストック知識(本質的、長期的、精神的)>
質→1冊を繰り返し読む
深く掘り下げる→ノートを取りながら読む
実践に結びつける→本は手元に残しておく
2.本質を学ぶ
<ストック情報の扱い方>
ストック知識を学ぶ本は3回読む
・1回目/全体像を把握する、
目次や書評などであらかじめ概要を把握する
自分はこの本んで何を学びたいのか目的をハッキリさせてから読み始める
重要な部分とそうでない部分を区別するつもりで読む
重要なところは付せんを貼ったり、ページを折ったり線を引いたりと目立たせる
分からないところは、立ち止まらないで印をつけて飛ばす
・2回目/考察を加え、深く理解する
一度印をつけたところとその周辺を読み返す
要点はノートに書き写したり、自分なりの考察、評価を書きこんだりする
一度目で分からなかった点については、調べたり考えたりする
上記3つの作業の後、著者の主張がまとまっている章を通読する
・3回目/要点を絞り、定着させる
1回目2回目から少し間を開ける
読書ノートを見返してから読み始める
改めて最初から読む
前回までに理解できた具体例などは飛ばす
学び残したことがないか探すつもりで読む
追加で気づいたことを書きとめる
2.本は汚しながら読む
積極的に読もう
大事なポイントや今度深めたい課題が目立つ
線を引くことで言葉を浮き上がらせる
感想+αで自分の血肉にしよう
3.読書ノートを作ろう
要点をまとめたり、感想を書いたり、印象的な表現を書き写しておくとスグ引用出来たり手帳に書き写すのもOK
私の場合、マインドマップに要点や印象的なこと以外に著者、出版社、出版年もまとめています
4.読み終えたら、読後感を話そう
<再構成型のアウトプットでインプットの質が向上する>
・ブログで書評を書く
・本の概要や読後感を他人に話す
・その本について架空の授業をする
<自分の経験をミックスしながらアウトプットする>
1.本の要点をまとめるか、気になる言葉を抜き出す
2.それを重要or面白いと考えた理由を述べる
3.関連する自分の経験を挙げる
4.1〜3をまとめる
◆5つの読書展開
1.ある分野の達人になるための読み方
<一分野を短期間で極める方法>
図書館や古本を活用して10冊をまとめ読み
・10冊一気読みのメリット
10冊あれば何冊かアタリがある
同カテゴリを一気に読む事で重複箇所を飛ばし読みできる
何冊もの本で出てくる内容=重要ポイントが浮かび上がる
意見の分かれる点について複数の視点を知ることができる
<難解なテーマに挑戦する時>
・マンガや体験談を入り口にする
・複数の難易度の本を揃える
・同じ分野の本を3冊+5冊と奇数で読む
2.芋づる式読書術
・同じ著者の別の本を読む
・著者が「影響を受けた」と語る人の本を読む
・本文中で引用されている本を読む
・巻末にまとめられた参考文献を読む
・同じテーマを扱う別の本を読む
3.同じ作家の本を立て続けに読む
<メリット>
・好きな作家を読む楽しさから読書が習慣になる
・内容や物事の捉え方に重なる部分があるためニ冊目以降は読み進めやすい
・その作家の視点や考え方を自分自身のものにすることができる
4.真実に近づくには?出典、一次資料に戻れ!
<他の人の「まとめ」に頼りすぎない>
・別の著者による、同じ分野の本を読んで比較する
・引用元とされている書籍や統計を調べる
・現地に足を運んだり、当事者に話を聞いたりして生の情報を確認する
<情報リテラシーを身に付けよう>
情報リテラシーに必要なチカラ
・批判的思考力
・語学力or数学力
・各分野の基礎知識
5.あえての逆張り作業、全く違う角度、分野の本を読む
<魅力的なアイデアの生み方>
異なるものの組あわせから生まれる
・ある立場×逆の立場
・ある商品の長所×別の商品の長所
・ある分野×別の分野のノウハウ
<「逆張り」を意識することでクリエイティブに>
未知との遭遇か新たな発想を生む
・ある人物をポジティブに描いた本とネガティブに描いた本の両方を読んでみる
・異業種で成功した人の考え方、やり方を学んでみる
・自分とは逆の性別、異なる世代、違う感性の人をターゲットにした雑誌を読んでみる
・テレビなど見て抵抗、反発を感じた人の本をあえて読んでみる
最後にオススメ本を聞く人がいますが、時間にゆとりがあれば気分転換にはイイと思いますがストック情報を得る目的であればあまりオススメしません
ススメてくれた割にきっと違和感を感じると思います。
また好きなジャンルの本であればもらうのも有りですが、そうでないジャンルの本についても同様に時間にゆとりがあればいいとは思いますが基本的にはストック情報を得る目的であればオススメしません。
なぜなら、その人とあなたでは本を読む目的、今抱えてる課題や問題、そして知識度合い理解度合いが違うからです
そのため今のあなたの知識や理解力に合ったものを選べる目を養ってベストなタイミングの本と出会うのがきっといい結果につながっていくと思います。
この記事を読んで実際に本を自分で選んでこんな変化があったなど感想などメールを頂けたら幸いです
それでは、あなたにとって人生により良い本と出会うことをお祈りします